夏の公園/いてゆう
 
そこから
中央に
丸い石を並べた
ネックレスのような道があって
豊かな膨らみを二つに分けるような
多分の道
人々がその橋を渡る日もあった
お年寄りとか カップルとか
呼吸のために
水はゆっくりと回っていたけど
浮いているのはほとんど悪意のゴミだった
競り出した水草の上まで
子どもだけで行ったら 見取り算されるよ
たまに 変なものが浮いていた ほとんど ミシシッピーアカミミガメだけど
一度だけ 巨大スッポンに見えたけど しっかり見たけど
(しっかりあなたの顔を見たけど)
今となっては自信がない

鳥もいろいろいたが
その橋の下のポケットにはよくアオサギが来ていて
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