思いのほか/ ひより
 

緩やかな坂を上って行くように
これまでを振り返る

いつの間にか
父や母の半分の歩幅で辿り着いてしまった
気がする

お前って・・と言われる

肩を並べて歩くことにしただけなのに.。

淋しくないなんて言えない
だからもっとずっとまだまだなんだか
このまま歩いていく

思いのほかたんたんと

おばあちゃんが教えてくれた


まんまだね

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