注釈/地獄のペチカ
 
「セイネン」と同期にする。また、ここでは第二部で引用される「引き摺る未来」の「僕」を「セイネン」の過去と照らし合わせようとする。そうすることで、結果(セイネン)と過程(僕)を一つの時間軸におき、「シュレディンガ−の猫」の状態にしようとしている。結果を重複して語ることによって、結果を100%の絶対であることから逃れさせている。スカイフィッシュの存在を完全に否定できるものはいない、という事からだろう。この示唆は、第四部以降重要な点となる。
証明と照明は全く違うものだ、と糾弾するメールが届く。

 メールは光による文字。つまり、見るということにひたすら特化している状態。
{引用=ノートに描
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