木漏れ日の窓/
服部 剛
僕等は一体いつ頃から
目に映る世界の色を、忘れたのだろう?
カーテンの木漏れ日へと、はいはいしながら
丸い瞳を見開いた、幼い頃の自分。
大人になってくたびれたこの胸から
今にも、前へ、這い出そうとしている。
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