未来を選べ!/阿ト理恵
 
の生活がとてもリアルに描かれていて、悲惨なのにじめじめしてないところが、この映画の良さだ。ただ群れていただけの薄っぺらい友情を捨てて、主人公レイトンが、最後に手にいれようとしたものが、案外平凡な人生を予感させるものとは、なんという皮肉…とてつもないユーモア。

この映画には、お仕着せがましい説教やメッセージはない。そんなのクソくらいだ。自分で考えろ、自分で選べ、自分の人生だ。その時がチャンスかどうか…それを見極められるまで、待てばいいさ。「選ぶ」ためには、「待つ」ことも必要だ。「待つ」とは、とても積極的な姿勢だ。どんなことをして待っていたとしてもだ。人には、きっと平等に選ぶチャンスがやってくるものだと…。

《未来を選べ!》

自分の手で。

「寿命を勘定して」、ラストのレイトンの笑顔はたくましかった。

追伸/音楽がなによりいい。イギー・ポップ、ヘブン17、ブラー、ルー・リード等。小道具もかなり凝っていた。主役はユアン・マクレガー。
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