臨床詩作法 / ****'04/小野 一縷
2004/03/04(Thu) 19:50 投与物質無し
詩とアフォリズムとの架け橋 その過程であること
今回に於いては ただ実験自体であること
その未完へ向けての 矢の飛行であること
日付けを変更する機能のない時計であること
彷徨という旅 混迷という順路を辿って
距離数を呼吸数で計ること
言葉が乱雑に散らかった思考領域に意思の針を浸し
狙った言葉を刺し捕らえること
夢想の始まりと終り 幻想の始まりと終り
幕開けと幕切れ 夜の訪れと夜の終り 心理状態の移行
その行く末の時々に落ちている 詩の起点を 自覚的に拾うこと
現出している実際時間 1min
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