結婚披露パーティーで読んだ手紙 /服部 剛
友の友情が、両親の愛情が、目には見えない風が、僕とあなたを結んだ。
今夜は、かけがえのない詩の仲間達の前で、僕等ふたりの幸福を分け合う夢のひと時を、過ごしたい。そして、敬愛する作家の墓前で互いの指輪を交換し、その遠藤先生と同じ日に入籍して、互いの手を取り、未知なる明日へと一緒に飛び込む思いで、僕と一緒になってくれたあなたに精一杯の愛情をこめて・・・この手紙を、贈ります。
僕等ふたりと、かけがえのない詩の仲間達と、今日来れなかった人でも、僕を友と思ってくれる全ての詩の仲間と共に、たった一つの幸福を目指して歩む詩の旅路が、今夜始まる。
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