売れ残ったみかんの甘い匂い/チャオ
 
、大学時代の恋愛話に発展した

ちかごろじゃあ、今に過去が進入してくる。
明日は予想できるものと思い込んで、終いには、時間を気にしている

ふいに酔いがさめていく僕を、
友達は、「こんなんでいいんじゃない」って、あしらった。

きっと、明日も、その次の日も、ずっと、
ありもしない不平をわめき散らしてるのは僕なんだろう。

台風で、吹き飛んだベランダの洗濯物を
拾うこともせずに、2,3日放置していた。

雨に打たれて汚れた白いワイシャツは、
突然出てきた鼻血のちり紙代わりになった。

こんなんでいいんじゃない?
僕は、苦笑いしている最中だ。



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