そら/
いてゆう
空の上に
飛行機雲が走っていた
その向こうに
月が浮かんでいた
月は三日月が好きだった
どうしても 靴を脱ぐことができない 月が
空を 東から西に 歩いていく
星 星 の ざわめきも
もちろん 雨の日もあるけど・・・
雨の日は ねむっているかも・・・
僕は 駐車場の車止めの石の ひとつだったけど
いつも いつも
空を見ていた
そうして 一日が 終わる
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