わいせつ/あおば
があまりにも低すぎて
客観性が取れず厳しさも欠けるし
低俗なマンガが大好きだ
いつも自転車に二人乗りしてはなにか面白いことはないかとふらついている
考えることも苦手で
その瞬間の思いつきを口に出すだけだから
話をまとめることもできず
せいぜい張りつめすぎた皆の気を少しだけ反らすだけで
大きく場の方向性を変えることなんてとてもできない
地面に落としたみたらし団子に群がるアリの群れを想像するだけで
むず痒くなるが
そんな奴等なのだ
踏みつぶしても踏みつぶしてもどこからかわいてきていやらしいたらありゃしない。
「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作。
タイトルは、和さん。
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