新しさと、詩と  mixi日記より/前田ふむふむ
 
新しい芸術とは、本来、違和感が伴うものだ、なぜなら、私たちが、見慣れている既成のものから、逸脱している部分が作品上、多分に見られるからだ。それを言葉にすれば、欠損および不足、過剰、単調、複雑、奇妙な美しさ、汚さ、などが、ある一定の器から零れて、はみ出している状態である。時として、その芸術を鑑賞する者が、ここの部分はこうしたほうが良いと、自らの既成の価値観で変更や、添削をしてしまうこともある、しかし、その部分こそが、作者自らが最も表現したかったところであったりする事がある。例えば、音楽においては、嘗て、ベルリオーズが「幻想交響曲」を初演したとき、ドイツ古典派の高度に精密な伝統音楽になれている聴衆にと
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