目撃したもの 光/砂木
た。
光の翼が はためきながら静止しました。
思わず 私は両手をのばしその光と対峙しました。
自分が光をあびたのかどうかわからないけれど それは自然に消えました。
寒いといったら本当に寒い厳寒の中 家に戻り私は考えました。
家族に 光がね と言ったところで 馬鹿にされるだけだし
他人に言っても変人扱いされ気味悪がられるだけだし黙っておこう。
あれから二十年たちました。 四十半ばにもなり 変人にみられても
諦めがつくよなあと思ったりして書いてみます。
宗教の勧誘などはしていません。不思議な自然現象を書いてみようと
ただそれだけですが 生きていると黙っていようと思ったことも
言いたくなってくるものだなあと苦笑しつつ。
拙文におつきあいいただきありがとうございます。光あれ。
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