死について   mixi日記より/前田ふむふむ
 
ってきている、だから、そういう心境も理解できるようになってきて、感傷的な思いに浸っていたのかもしれない。
また、父の死を看取り、母が高齢になった現在において、人としては、やはり、そのようにあることが、当然であろう、と自らの確認作業として、そして、自らのこれから将来あるだろうことの善人としての正当性を獲得することができるという満足感で、感銘を受けたのかもしれない。

しかし、今思えば、死とは、そのように簡単に考えてよいのだろうか。
そういう疑問が湧いてくるのだ。
古来より、死はなぜ、いつも特別に厳粛であったのだろうか。時に恩讐をこえて
追悼された死も多くある。人々をして、どうし
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