人格的な、入道雲、青い空 mixi日記より/前田ふむふむ
僕が駐車場を見ているように、その家の建っている駐車場は、僕をみている。そして話しかけてくる、幼少の記憶が詰まっている僕の歴史を、話してくるのだ。
こうして
さらに駐車場という場所は、僕にとって普遍的なものとなる。駐車場という存在全般が、僕の、幼少、家族、懐かしさとなって、
僕自身と結びついているのだ。
仮に、僕は、現在の自宅の近くの空き地に出来た駐車場をみているとしょう。
僕は、その駐車場によって、東京の僕の生まれた場所の駐車場を想起させることがある。
そうした場合、その駐車場という場所には、僕の木造の家が建っている。その家の建っている駐車場は、
僕をみている。そして話しかけてくる僕の歴史を、話してくるのだ。
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