人格的な、入道雲、青い空 mixi日記より/前田ふむふむ
朝方にゆったりとした気分で、散歩をしていると、
ようやく眼を覚ましている住宅地、その街並みに、申し訳そうに咲いている草花、入道雲、青い空、次々と目にはいり、通り過ぎていく、その時、僕は、朝の空気のよさに、気持よく浸っている。そして、ある主観的な満足感をえている。よくある、当たり前のような出来事である。
しかし、その状況を考えると、僕は、単に自然を皮相的に認識して、それに対して讃美に近い気持になっているかもしれない。それは、自然を、一般的な感想に近い形で、あるいは、僕とは明らかに一定の距離を置いたものとして、一方的にみているといえるだろう。というのは、つまり、僕はある主観的な満足感を得て
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