日曜日の夕暮れ/番田
も無い一日だった。ぐるぐるぐるぐると私の中に本当の出来事が反芻されていた。特に何もしていないという結論に行き当たる。外に少しでも出てみれば良かったのかもしれない。食べ物はしかし食うべき冷蔵庫の中に貯蔵されているし、下痢で喫茶店やらに出向く気も起きない。こんな日にはさっさと本でも読んで寝てしまおうと思った。
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例えばそれはウマヅラハギでありアイナメであり、タコやカニなのかもしれなかった。時にはサメも釣れることもあったけれど、たいがいサメが釣れる時は群れをなし、針を外すのも面倒なので、その日の釣り自体が中止になる。そんな日には車の中に身を隠していろいろなことを夢想する。ラジオはいつも東京
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