lime ice/Akari Chika
at 4:00 PM
渇き疲れた 繭の空
絹糸が
照らす
遊歩道
南の国の
入口を抜けると
幼いわたしが
立っていた
冬に咲く
紫陽花のような
ちぐはぐな気持ち
持て余す
あの日
水玉の
ワンピースを着た
おばあちゃんは
子犬を撫でて
恥ずかしそうに
笑った
ビューティフル、
ビューティフルグランドマザー
家族と
アイスを
食べようか
そう言って
過ぎてった
夏の夜の庭
どうして
いつの間にか
わたし
こんなに
時の道を
歩いてきた
髪は肩の下まで伸びて
爪はきらきら光らせて
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