登山列車/……とある蛙
ゅっしゅらしゅっしゅ
しゃらしゅっしゅっしゅ
金比羅ふねふねおいけにほかけて
しゃらしゅっしゅっしゅ
スイッチバックでどんどんと
山頂へ不気味な霧が立ち籠める
しゅっしゅらしゅっしゅっしゅ
しゅっしゅらしゅっしゅしゅっしゅらしゅっしゅ
しゃらしゅっしゅっしゅ
頂上から先何もなく
蒸気機関車は空を飛ぶ
何事もなかったように
くねくねくねくね空を飛ぶ
しゅっしゅらしゅっしゅっしゅ
しゅっしゅらしゅっしゅしゅっしゅらしゅっしゅ
しゃらしゅっしゅっしゅ
戻る 編 削 Point(8)