ぼんやり/あおば
 
               100909






箱の中から
取りだす石ころ
お弾きのように一列に並べた。
テーブルの上の石ころたちは
鈍い色を放ち
眩しそうな目をして
ぼんやりあたりを見ているが
なんだか落ち着かない
緊張してものが言えないのだ。







「poenique」の「即興ゴルコンダ」投稿作。
タイトルは、クローバーさん。



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