チューズディ・サンダー/捨て彦
 
なって満喫でくつろいでいるときだろうと。例え自宅で寝ているときだろうと。例え深夜番組がどれほど面白かったとしても。コンビニで必死に立ち読みしていたとしても。そのほか、えとせとら・えとせとらだとしてもだ。
つまりおれは深夜零時を過ぎ、火曜日となった瞬間から鬼神となる準備をしている。その心構えを一週間常に持続させているのである。と、実際このエピソードだけでも超能力者が一体どれほど大変かということが分かるはずだ。いや分かってもらえないとしても、そのことは実はさして重要ではないのだ。大事なのはおれは何としても生涯を生きぬきたいと言うことだ。
おれはつまり超能力が使えるのである。念力でカミナリを落とせる
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