「続」ポエム?現代詩?/非在の虹
 

ここで彼は定義を明言してはいないのだが、ほぼ「戦後詩」と同義に捉えていると考えられる。
僕もちょっと前まで、その意見に賛成だった。
しかし今は、口語自由詩=現代詩、という考えになった。なぜか。
活字も含めてそれが大勢だろうということだ。そういう共通言語を土台にして、詩について語りたいということなのだ。

「ポエム」は「ポエマー」だとか「ヌルポ」なる度し難い和製英語まで作っている。
村社会だからこそ、そんな単語を流通させられるのだ、と嫌味のひとつも言いたくなるというものだ。

再度言うが、不確かな「ポエム」という単語を使いつつ、「現代詩」と対立させる、という行為を繰り返す限り、インターネットの閉鎖性として自らを疎外することになり、発展性はまったく失われるだろう。
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