真冬の赤い蝶/あいこ
学生服のセーターは そっと息をかけるほど 白く染まるそんな気がした
身も心も白いまま 私は15を迎えたあの日 赤い蝶がまいおりて
私のドレスを大きく濡らした 君の指はふるえたまんま
白い窓へとびたった 赤い蝶は痛みを残し 綺麗な私を遠ざけて
つながりさえも覚えたね
季節の終わりは蝶がまいおり 私の中で私を操る
使い古した私には 15の痛みを忘れることなく
激しく強く 生まれた事を考える
深い森はやまないままで 私の中で暴れているよ
まだ私は生きていて あなたの感覚忘れてないよ
学生服のセーターは そっと息をかけるほど 白く染まるそんな気がした
身も心も白いまま 私は15を迎えたあの日 赤い蝶がまいおりて
私のドレスを大きく濡らした 君の指はふるえたまんま
白い窓へとびたった 赤い蝶は痛みを残し 綺麗な私を遠ざけて
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