暑い中、最近詩について思ったことなど/……とある蛙
 
二言語
 本質的に実証的な言葉で「自然主義者、学者、法律家、自然科学者など」によって開拓され、科学的、社会学的な文章又は政府や報道機関などが用いる散文などがこの言葉で書かれています。
 日本語もこのような傾向にあります。現代詩は現代死語と呼ぶべき一連の文章語を屈指しています。物事の外面を書くのには適していて内面を書くには適さない事は自明です。
 しかし、文章語で内面を書こうとするので無理なレトリックというか造語にすらならない暗喩に彩られるのではないか。というおそれ。詩人以外興味を示さないような言い回しのオンパレード。そのような詩は詩ではなく、独白以下ではなでしょうか。

ポオのように緻密
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