『灯火』/なごまる
 


 『灯火』


あなたの微笑みが


小さな灯火をくれた


顔をあげた僕は


まるで夜空に生きる星屑のひとつ


大きな 小さな 明るい 消えそうな


それぞれの灯火


あたたかくて儚い光


人も星も思ったより離ればなれ


だけど僕らはゆらめいて


つたえるために


つながるために


つながりたくて


みつけるために


あしたのために


一生懸命またたくんだ


薄闇を照らす


あたたかな火を灯す人よ


ありがとう


大好きです


一生懸命またたいて


あしたのためにゆらめいて


あなたにつたえます


灯火の消えぬ間に




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