夏のギャング/十月知人
光が
ピキピキとビー玉を砕く音の
ように輝く昼
川面のきらめきのような歯並びで
よくしゃべった
男女二人組のギャング
ジーンズにポロシャツのケンは
曽祖父手製の
イヌモドキ八頭の首の骨を使った
ライフルで死ぬ
村を襲った山賊を
次々にミートローフにして
ネコのノミを取るのが上手かったのに
ひと仕事終えて
村境で犯されていた妹を守ろうと
吸血鬼となった弟たちに発射すると
円盤のように大きな弾丸だから
クレーターと同時に
巨大銃が暴発した
もう最近では
アゴオロチも
オニイヌモドキもおらんからな
銃はあってもしょうがねえ
歴史が戻らんのなら
人が死ねばえ
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