曖昧な、/錯春
 
っていることが不思議なぐらい陶器の光で
とりあえず頷いておいた
センチメンタル
浮世離れ
暴力
どんな言葉も
たった一回の一発を終えた後では
気だるくてどうでもよくなった
「誰かが見ててくれるんだよ」
「けなしたくなるぐらい見ててくれてるんだよ」
そうだね
そうすか
とりあえず頷いておいた
慰めも励ましも何が美しいかなんかもどうでも
とりあえず眠りたい
とりあえず



「無くても生きていけるものに取りすがったりしないで、」
の、次に続く言葉を思い出せないので
私はあの子の恋人失格
そもそも
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