ライト・ヴァース雑感/ふるる
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ところで、この本を読むと、英語ってほんと意味が一つじゃないんだなーーーと思うし英語に慣れてないと、英語詩の面白さって絶対わからないし、英語詩の訳とか読み方って一つじゃつまらないんだな、ってことがよく分かります。翻訳者の苦労と幸福も伝わってくるし。おまけに、紙が昔懐かしわら半紙みたいな感じで、本自体がとても軽いんです。ライト・ヴァースなだけに?
この本の中で一番好きだなーと思ったのはこちら(今回引用ばっかりだな)。e.e.カミングズの『チューリップと煙突(1923年版)』「無垢の歌」の詩の1つです。
in Just-
spring when the world is mud
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