こっぽう/竜門勇気
 
間に最先端を行きたいんだよ。
オシャレをリードしていきたいんだよ、才能のあるやつはもう詩を書かないでいいから。俺が認めるから。
「詩の才能があります」って印刷した紙渡すから。それさえあれば無銭飲食も許される世の中をつくって、なおかつ俺もたびたび貴様らに厄介になるから、ね?
いいでしょ?俺が形意拳やって、あんたらが骨法やって、そんで無銭飲食するのよ。
そんな時代が四半世紀続く。だんだん国民もこんなもんか、今日を無事に生きれればそれでいいや、みたいに発想というか生きる気力みたいなものも失われていくから。大丈夫。後は任せてくれればいいから。
信じて信じて。こっから面白い風な事書くからね、うん。
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