商業詩誌の潰し方/いとう
編集機能を自
身に内在化させる必要性が他の媒体よりも高いと言える。
その意味において、ネット上での詩作の方が、他の媒体
での創作活動よりも、孤立性が高い。あるいはだからこ
そ、紙媒体に流れていく。実際何年も前から、詩誌の投
稿欄で見かける名前の半数程度は、ネット上で見知った
名前であったりする。媒体間の越境を見据えた場合、こ
の流れはとても良い傾向だと思う。すでにそのような良
質な場が他の媒体にあるのだ。ネットという媒体自身が
わざわざそれを肩代わりしたり再構築する必要は(今の
時点では)まったくない。
もう一つの特性は、あらゆるシステム(機能)が創造
できる点だ。じ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)