商業詩誌の潰し方/いとう
のみを対象に批
判しているのであって、個々のサイトの独自の傾向まで
言及したものはまったく存在しておらず、ネット上の詩
群を実際に読んでいるのか疑わしいものさえある。そし
てそのような批判が何年も前から形すら変えずに延々と
詩誌で繰り返される状況は、見ているこちらが辛くなる
と言わざるを得ない。
●インターネットの媒体特性
投稿サイトの詩およびその場の空気=ネット詩と規定
してしまうことの危険性については、批判に対してだけ
ではなく、「可能性」を考える場合にも、危惧しなけれ
ばないだろう。批判にしろ可能性にしろ、それらについ
て考えるならば、まず、ネットという
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