この可哀相な僕たちを/風音
 

柔らかな陽射し
カーテンも開けずに
部屋でじっと

何かを待ってる

話ながら

キスしながら

ずっと
何かを待ってる

この可哀相な僕たちを

神様は見放してくれるだろうか

神様はまさか
救いの手を
差し延べたり
しないだろうか

この
泥沼に沈んだような

したたかな幸せを

神様は許してくれるだろうか

もう
時は僕たちを
見放したというのに

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