ななつ 久しぶりに晴れ、のうた/はちはちよん
 
窓からのきいろい日差しで起きた昼さらさらゆれるカーテンは白


だらだらとした足音でもうすでに君だと気付いている帰り道


「とうといね」3度目のバイバイのあと遠くでつぶやくパステルのきみ


いちファンとして君のその二の腕をかぷりとやりたい 笑わないでね


ゆうやみに白くぼんぼん咲いている乾いた紫陽花こわいだけだよ


126円出してきみのため買ったアイスはもうとけている


ぱらぱらと街灯どもがともりだす 長くて痛い夜がまたきた
戻る   Point(4)