川柳を誤解してた/ふるる
、悪い句ばかりだとは申しません。(中略)しかしその多くは、『あはは』と笑える軽さはあっても、しみじみ胸を打つものはほとんどありません。こうした作品だけが『川柳』だと思われては、川柳がかわいそうです。(中略)性別不詳でふざけたペンネームで発表されている点も気になります。とても『文芸作品』と思って発表しているとは思えません。」
「新聞の時事詩吟についても、いいたいことがいっぱいあります。まるで雑誌の見出しや、キャッチフレーズのような作品。(中略)そういった作品が毎日、新聞の社会面で使い捨てのように掲載されています。しかし、本来の『時事吟・社会吟』は、もっと『今』に生きる人間の本質を衝いたものなのです
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