餃子男/salco
秒でも長く一緒にいたい。卒業までは女どころ
の生活ではない。次第によっては、社会人になってもそうかも知れない。
夢の香織は舌の交わりを続ける。既に健太は痛いほどだ。つと香織の唇は
吸引を離れ、前歯も動員しながら首筋へと下り始めた。
いいの?
健太が心で問いかける。
「いいよ」
同じように香織が答える。
健太が右手で巨大なオレンジを掴むと果肉が溢れ、熱風が耳を覆った。
「ね。して?」
耳たぶを舐めて香織が切なく呻いた。欲しい。
張ったトランクスの頂きを強く撫で擦る。コレがいいの、コレ欲しい。
欲情に包まれた左耳に衝撃が走った。
「どうもすみません!
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