ありがとうございます/小川麻由美
 
自分の稚拙さに嘆く
今の自分はこの程度のものしか
持ち合わせていない

この厳しい現実を直視しなければならない
直視したところで自分の背中は見えない
合わせ鏡という道具を持ち出すべきか
この道具でさえまだ使いこなせない

嘆く暇があれば
この世の多くの先生に学ぶべきだ
先生とは至る所に存在する
だがはがゆくも教えが身に付かず
たどたどしい文章を今現在も書いている

歩みがおぼつかなかった自分は
支えがあってこそ今に至ったのだ
フラメンコ・ダンサーのようなステップを
いつの日か刻んでみたい


追記
「アンビバレンス」で初めて詩の世界に飛び込み
そしてみなさんと出会えたことに幸せを感じます。
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