闘え/
蒲生万寿
闘え
怠惰なる精神と
闘え
限り無い抑圧と
闘え
無知なる言語と
目に見えぬ陰に
敵は潜み隠れる
気附かぬ意識の中で
死神が手を伸ばす
死は解放にあらず
ただの区切りに過ぎぬ
事実は歴然と存続する
無慙なまま終れるか
戻る
編
削
Point
(1)