闘え/蒲生万寿
 
闘え

怠惰なる精神と

闘え

限り無い抑圧と

闘え

無知なる言語と

目に見えぬ陰に

敵は潜み隠れる

気附かぬ意識の中で

死神が手を伸ばす

死は解放にあらず

ただの区切りに過ぎぬ

事実は歴然と存続する

無慙なまま終れるか

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