メロディ / ****'04/
小野 一縷
ポは乾いた音で刻まれる時間の進行を自由に操る
上下左右に 早く 遅く
急いで待つ
そう
まるで独りきりの 恋人の心のように
揺れながら
ぼくは 恋がしたい
小さなメロディに
心を打たれた時の眩しさ
忘れずにいたいんだ
ああ
思い出への扉が 今 開いたよ
けれど
踏み出す為の心があれば
その強さの芯に押されて
扉は いつだって 開くんだ
知っているよ
ばかだね ぼくは
いつも 酔っ払って
廻り道ばかり しているよ
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