雨に打たれて/そよ風さん
 
雨の中を
ひとりで
立っている

ずぶぬれになるまで
家に
帰らず
雨の中を
ひとり
立っている

あいつと
別れたから
あいつに
ふられたから

わたしのこと
真剣に
考えてくれる
好きでいてくれる
本気で
そう
思ってた
だって
あいつが好きだったから

そうしてまで
私はあいつに
良く思われていたいと
本気で思ってた
でもただのうぬぼれ
私の勝手な
思い過ごし

本当に
私は
嘘つきね

雨にこのまま
打たれようか
ひとりになって思い知る
私の自我が
強すぎたと言うことを

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