編曲0527 / ****'91/小野 一縷
 




疲れ果てた太陽が垂れ落ちる
代役の月は殺伐とした太古の鏡
さて 頭の中で響いてる掘削機の空回りを
加速させるとしようか
萎みかけた太陽が 最期の一瞬きで
永久凍土を水浸しにする間
この旅を 青銅を侵す緑青の速やかさで奏でよう


虫たちの混声と光が調和して呼吸と脈拍が同調する
盗人と見張り役の話し声は雨に溶け落とされ
機械の血脈の高まりと伴に目を閉じたここで響く音階は円を描く
忘却の太鼓が鳴り硬質な非金属の行進が始まると
不安が快楽へと怒声を掲げて反転する瞬間
無音と無明の息吹が押し寄せて 
折り重なる明日以降は未来からの脱落を申し出る
中耳を突く万
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