現代詩カテゴリのジャンル分化に関する考察/しろうるり
 
いわゆる「現代詩」というカテゴリの中では、現代詩vsポエム、紙媒体vsネット、朗読vs黙読、というような対立が薄い地殻の下に蠢くマグマのように潜んでいて、キラウェア火山のように断続的に地表にマグマが噴出するのが観測できます。
あるいはマグマそのものが観測できない時であっても、「難解な現代詩なんて○○だ」や「ポエムなんて○○だ」という間欠泉の吹き出す音をちらほら耳にすることができます。
現代詩カテゴリ特有のこれらの現象は、ジャンルの分化がきちんと行われていないから生じるものなんですが、ジャンルの分化が行われない原因については「現代詩というカテゴリにおける総人口の少なさ」という事実で説明できるんじ
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