死後の世界についての考察/プル式
 
せや夢に描いた幸せというものでは無いだろうか。個々が経験した幸せな時間に夢を足したものが天国なのではないか、と考えた。だからいいことをすれば、その印象が残りそれだけ天国に近くなり、悪いことをしたらば罪悪感にさいなまれ、その意識ばかり目立って地獄になってしまうのではないだろうか。

人間死ぬ間際に走馬灯を見るという。実際に死にかけた際に見たような気も、見なかった様な気もするが、もしそうなら、よく言われる天国地獄とは人生の印象に残った場面なのでは無いか、魂といういわば思念になったが故に、その中の印象の深いシーンを繰り返すのではないだろうか。それが天国と地獄どちらであるかというのは、本人の考え一つなのではないか、ふと、そんなことを思った。

もう一つ、仮にそうなら面白い、と思うのが、人生の中で幸せな時間、という時間に魂は戻り、もう一回味わったりするのじゃないか、なんて考え。もしそうなら、作る必要はなくて一番お手軽な気がする。
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