下駄ばきにミニシガー/m.qyi
この句の場合、「なり」は、「おとこ」という名詞、つまり体言に接続しているので、断定の「なり」ということになります。
伝聞「なり」と断定「なり」の用例としてよく引用されるのが、紀貫之の土左日記における次のフレーズ。
>をとこもすなる日記といふものをゝむなもしてみむとてするなり
冒頭の「をとこもすなる」の「なる」は伝聞「なり」の連体形、末尾の「するなり」の「なり」 は断定「なり」です。
「すなる」の「す」はサ変動詞「す」の【終止形】で「するという」という伝聞の意味、「するなり」の「する」は同じサ変動詞「す」の【連体形】で「するのです」という断定の意味です。
ご参考になれば幸いです。
失礼しました。
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非常に参考になりました。どうもありがとうございます。
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