サイエンスフィクションズ/竜門勇気
の開催されている衛星は自転の速度がおよそ420km(赤道において地軸に対しての地表の速度。かなり悠慢だ)である。
・そのスポーツはモータースポーツの類である。
・そのスポーツは速度を競うのではない。
ここまで考えて、D-1のような競技や既存の競技から発想出来るいくつかの案を思いついたが、純粋なタイムの勝負では無く、速度への挑戦や、加速性のつばぜり合いでも無く、ドライバーの資質への過大な期待というあるべき姿には至らなかった。
望むのはF1のように技術者が高レベルで、ゼロヨンのようにマシンに無駄がない。
ラリーカーのように運に左右され、操縦者は天に恵まれた人間でなければいけない。
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