カキコミ/猫のひたい撫でるたま子
 

嫌いなハズのキミを好きになってしまった。キミが今、歌えないからではなくて、キミの詩の世界を垣間見たから。キミが一人ぼっちで美しいから。分かり合えない関係だ、キミはいつか僕を馬鹿にしたね。僕と同じものが狂おしいほど欲しかったキミが、どうしたって合わせ鏡の永遠に迷子になっているからね。手を繋いだって仕方ない。キミの声が聴いてみたい。僕が誰だか分からないかな?

好きになったハズのキミが嫌いになってしまった。キミが今、歌っているからではなくて、キミの詩の世界が汚れたから。キミが一人ぼっちで居なくなったから。分かり合えない関係だ、僕はいつかキミを馬鹿にしたね。僕が狂おしいほど欲しかったものを、キミが手に入れているからね。手を繋いだって仕方ない。キミの声が枯れてしまえばいい。僕が誰だか分からないかな?


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