瞼/
nick
ピアノの想像力と
町の殺風景で
よく旅立つ頭脳
いろいろ考えます
凧の糸を切ってやろうかと
孤独な雲に尋ねてみました
彼方かすかな霧笛に
原色のない天気が答えました
向こうで誰かがカウントダウンしているみたい
何よりも純粋な瞼は
私からピアノを奪いました
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