百/
しべ
艶艶
タイルをなめてるのが
見えるよ
2.8秒くらいの厚みで
鉄骨がさっと横切って
雨 霰も見える
水銀だ
風 灘からの
音も
彷徨と隙間をひっきりなしに泳ぐ
魚 は鈴蘭
その影すらも
暗いタンカーの雲の下で
卵の 石の楽想に
なぜこつこつこつこつ
耳を傾けるの
水の田んぼ
落ちたら
母親が 波が
湧き上がる
風車 群舞すると月の丸さが
際立つ
からかね
雉だ
葦に合わせ毛先を揺らす
柑橘 さざ波が
つらつら遅い
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