変わり目/
蒲生万寿
夏の太陽と
共に歩めたあの日々は
何処へ行ってしまったのだろう
秋が深まりゆくにつれ
逝ける夏を惜しむぐらいにしか
今は出来なくなった
私は
太陽にサヨナラも告げず
独り歩み出し
固執する自分の中へと
入り込んでしまった
もう
共に歩むことは無いのだろうか
戻る
編
削
Point
(1)