変わり目/蒲生万寿
 
夏の太陽と

共に歩めたあの日々は

何処へ行ってしまったのだろう

秋が深まりゆくにつれ

逝ける夏を惜しむぐらいにしか

今は出来なくなった

私は

太陽にサヨナラも告げず

独り歩み出し

固執する自分の中へと

入り込んでしまった

もう

共に歩むことは無いのだろうか

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