ツタヤ放浪/番田 
 
を置くことを躊躇せざるを得ない。

CDコーナーに向かうと、使い古されたような汚らしいパッケージばかりだった。なぜこうなるのか。CDが売れない時代だからである。リリース数が減っているのである。何にもない心で歩いていくときに、何らかの物を掴んだような気になり、何らかの心を失ったような僕なのかも知れなかった。何らかの、言葉として求めた。アダルトコーナーには、女子大生ものを扱った作品が並んでいた。女子大生を扱うということは、かなりのリアリティがあるのかもしれないとそのとき思ったけれどアイドルは現実離れしているし、ナースも辛い仕事をしていることだろう。お金の心配は全くないし、私にしがらみといったものも全く感じさせない。
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