お天気雨に/
maricat
好きよ
ねぇ もっと好きよ
いつか切れてしまうの?
知らないふりをして
くっきりと笑う裏では
欠片を必死に集めているのよ
それはまるでお天気雨に似て
光の中私を確実に浸していく
音と箱だけじゃだめよ
得体の知れない丸々としたボールが欲しいの
もう泣かないで
傘をさしていこうね
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