宵の秘め事/
tomoyan*
揺らいだ現実に
眼を伏せ
小さく漏れた溜息に
霞かかる上弦の月は
心模様 そのもの
知ることを躊躇【ためら】いながらも
距離を縮めてゆく
今は映らない
その影に
このまま眠りにつこうか
あの温もりを
想い出しながら
戻る
編
削
Point
(0)