宵の秘め事/tomoyan*
 
揺らいだ現実に 

眼を伏せ

小さく漏れた溜息に

霞かかる上弦の月は


心模様 そのもの



知ることを躊躇【ためら】いながらも

距離を縮めてゆく



今は映らない

その影に



このまま眠りにつこうか


あの温もりを

想い出しながら



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